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初代ダートマス伯爵ウィリアム・レッグ(William Legge, 1st Earl of Dartmouth, 1672年 - 1750年12月15日)は、イギリスの貴族、政治家。イングランド貴族(後にグレートブリテン貴族)。初代ダートマス男爵ジョージ・レッグの唯一の息子であり、1691年に爵位を相続した。 1702年には商務・植民地省(en)の一員に任じられ、8年後の1710年には南部担当国務大臣(en)およびスコットランド共同王璽尚書(en)に任命された。1711年に新たに設けられたルイシャム子爵およびダートマス伯爵(en)へ陞爵した。1713年には王璽尚書に転任し、翌1714年まで務めた。 その後は公職から退き長い引退生活を過ごした後、1750年12月15日に没した。ダートマス卿は長男であったルイシャム子爵ジョージ・レッグ(1703年頃 - 1732年)には先立たれていたが、遺児で孫のウィリアム・レッグが爵位を継いだ。他の息子に後に財務大臣を務めたヘンリー・ビルソン=レッグ(en)がいる。 ダートマス卿は政治的には穏健派の立場にあり、トーリー党員であったがホイッグ党の穏健派と協力することもできる姿勢を見せていた。やはり穏健派であったロバート・ハーレーに目をかけられ、ハーレーの失脚後も忠実な友であり続けた〔Hamilton, Elizabeth. "The Backstairs Dragon- a life of Robert Harley, Earl of Oxford''. Hamish Hamilton: London, 1969〕。アン女王の信頼も得ており、女王はダートマス卿のことを「正直者(an honest man)」と評していた〔Gregg, Edward. ''Queen Anne'' (2nd ed.) Yale University Press, 2001〕。大臣としてのダートマス卿は敏腕には程遠かったが、能力と熱心な働きぶりには定評があった。率直な物言いでも知られたが、他方では外国の大使たちが「煉瓦の壁から情報をとる方がよっぽど簡単だ」と嘆くほど、口は固かった。私生活では、自分の言った冗談で笑うことを好み、「道化者(the Jester)」と渾名が付けられていた〔Hamilton, ''The Backstairs Dragon''〕。 ダートマス卿はサンドウェル・バレー(en)にあった屋敷サンドウェル・ホール(Sandwell Hall:現存しない)に家族と共に住んでいた。 == 出典・脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウィリアム・レッグ (初代ダートマス伯爵)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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